あっという間にGWが終わってしまいました。
今年(2016年)のGWは引っ越しに追われて終わりました。
実は家族のこと、将来のことなども考えて住宅ローンを組んで家を購入し、GW中の5月3日に引っ越しをしました。
家を購入するにあたっていろいろ調べた事や勉強になったことなどをブログでも記事として挙げていきたいと思いますが、今日は引っ越しの話とは関係なくて、タイトルの通り、まんが版の7つの習慣を読んだので感想を書いておきたいと思います。
実は引っ越しするにあたって、いらない物や本を処分していて、読まない本をBOOK OFFに売りに行った際に店頭に7つの習慣のマンガ本が沢山並んでいたのでついつい買ってしまいました。
この本は、一時期コンビニなどでも置かれていて、買いたいなと思っていたのですがマンガ本に1000円近く出すのはなんかもったいないような気がして購入をためらっていました。今回BOOK OFFでの売値は、780円(税込)でしたので、多少安くなってたこともありついつい買ってしまった次第です。
このまんが版の7つの習慣を読んでみて、よかった点など書いておきたいと思います。
■目次
どんな内容か
7つの習慣は少し前に流行っていたのでご存知の方も多い書籍かと思いますが、スティーブン.R.コヴィー博士が書かれた本です。
ジャンルとしては「ビジネス書」「自己啓発」といった感じが近いでしょうか。
ざっくりと言うと人生をよりよく生きるための考え方、心の持ち方、コミュニケーションの仕方等について書かれた本とでもいえばよいでしょうか。
実は、マンガ版でない、活字版の7つの習慣は、kindleで購入して既に読んだことがありました。活字版の方も比較的すんなりと読める内容です。
まんが版の方は、父が営むバーを継ぐことを夢見る主人公の若い女性が、とあるバーで修行を積むことになります。
バーにはいろんなお客さんが来るのですが、主人公とお客さんとのコミュニケーションについて7つの習慣を元にコミュニケーションの仕方や物事の考え方について教えてくれるというスタイルです。主人公が働くバーのマスターが人間的にできた人で、活字版の著者(コヴィー博士)に代わっていろいろと教えてくれるという感じです。
活字版とまんが版ではどちらの方がよいか?
両方読んでみて思ったのですが、
まんが版の方が活字版より、自分の身近な例としてイメージできる。
と感じました。
例えば、まんが版ではバーのお客さんで嫌なお客さんが登場したり、お客さん同士でもめたりするのですが、その時その時の(7つの習慣に基づいた)考え方についてマスターが語ってくれるので、7つの習慣の内容をより具体的なものとして感じることができます。
活字版の方でもコヴィー博士に起こった出来事や、博士の知り合いの方に起こった出来事を例にして話が進められますが、いかんせんビジネス書なのでストーリーが存在するわけではなくなかなか自分に置き換えてイメージするのはしんどいところがありました。
なので、
7つの習慣に興味はあるけどなんか難しそうだな・・・
と思っている人はまんが版を試しに読まれてみることをお勧めします。
まんが版を読んでみてより興味を持ってから活字版を購入してみても恐らく損にはならないと思います。

- 作者: スティーブン・R・コヴィー
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 2014/05/23
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納得ができなかった点
(まんが版に限らずですが)7つの習慣の内容について自分の中で受け入れられないというか、どうも消化できないこと1つあって
それは、
「刺激と反応の間」
という内容についてです。
これは、
「外的な要因で、傷ついたり、落ち込んだりすることがあるが、これはあなたが自分で落ち込むという選択をしたからだ。」
例えば、
「誰かに悪口を言われて落ち込む」
「天気が悪くて、落ち込む」
といったことは全て自分でそういう選択をしているからであり、人間はそうしない(傷つかない・落ち込まない)という判断をする自由がある。
外部の刺激に対して、感情だけで判断せず、自分の内面の価値観で深く考えた上で行動するというのがこの「刺激と反応の間」の主張です。
1つの考え方としては、よいと思いますがこういったことを実践できる人本当にいるのだろうか、そもそもそんな考え方で社会が成り立つのだろうかと私は思いました。
少なくとも、私は30を過ぎた今でも感情的になって判断したり行動することがあります。
感情的に行動するのは確かによくないことかもしれませんが、考えて行動することだけが絶対に正しいとも思えません。
感情で行動しなければ相手に伝わらないようなことも世の中にあるのではないかなと思います。(何かしてはいけないことをした人をしかるときなど)
そもそも、ちょっとトラブルがあっただけですすぐに慰謝料を請求しているような訴訟大国のアメリカ人にこんなことを言われる筋合いはないと思いますがね(笑)
まぁ、この主張を受け入れる野であればコヴィー博士は言いたいのは、
ネガティブな感情に心を支配されてしまう前に、そうならない自分をイメージして前向きに考えてみたら。
といったところだと思います。
どんな人にお勧めの本か?
7つの習慣で書いてあることは、日頃から意識しておくと前向きに生きていける内容が書かれており、ベストセラーになるだけあってよい本だと思いました。
- 「最近よく分からないけどイライラする」
- 「家族との会話がかみ合わず家庭うまくいっていない」
- 「会社で上司あるいは部下とうまく意思疎通できていない」
といった経験をしたことがある人、あるいは現在進行形で経験されている方は一度読んでみることをお勧めします。
※基本的にはビジネスマンが対象になると思いますが、若い学生の方や主婦の方が読んでみても得られるものは多いと思います。
上記にも書きましたがまんが版は気軽に読めますし、自分の身近な話として受け止められるようなストーリー仕立てになっているのでおすすめです。
読書の時間があまりない方や興味はあるけどそこまででもないという方には「まんがでわかる7つの習慣を読んだ」の方がおすすめですね。

- 作者: フランクリン・コヴィー・ジャパン
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2013/10/11
- メディア: 単行本
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個人的には「刺激と反応の間」の考え方についてこの本を読まれた方がどのように受け止められているかが気になるところです。