Kindle Unlimitedを使ってみることにしました。
30日間は無料で体験できるので気に入らければ解約すればお金もかからないのですが、毎月10,000円以上書籍にお金を使う自分としては恐らく継続して利用することになるんじゃないかと思います。
目次
kindle unlimited を使う理由
私の場合、基本的に技術書やビジネス書、経済関係の書籍を実際の書籍やkindleで買って読んでいるのですが、面白そうだなと思っていたまだ読んでいない書籍も結構kindle unlimitedの対象に入ってそうだったので登録してみることにしました。
得か損か?
月額980円でKindle Unlimitedの対象書籍が読み放題ということですが、得するのか損するのかが気になるところです。
得をした状態というのは、
- 読みたい本がKindle Unlimitedで毎月980円分以上読めている(全て、1カ月以内で読み切れていること)
損をした状態というのは、
- 読みたい本が見つからない
- 読みたい本は見つかるが1カ月以内に(980円分以上)読み切れない
という状態になると思います。
こうしてみてみると、対象書籍が沢山出ている限りは、
得するか損するかは自分次第
という結果になりそうです。
忙しくてあまり読書の時間が持てないようであれば損することになると思います。
その辺の見極めは、この30日間の無料期間の間に判断したいと思います。
実際、紙の本で、買っても読めずに平積みになっているいわゆる「積本」も自宅に結構あるので、気をつけないと「980円だからいいや」って登録したまま全然活用できていないみたいな状況もあり得そうです。
読んでみたい本
Kindle Unlimitedにはパッと見てみて面白そうだと思った本も結構入っていました。いくつか挙げてみたいと思います。
プログラミングコンテスト攻略のためのアルゴリズムとデータ構造
- 作者: 渡部有隆,Ozy(協力),秋葉拓哉(協力)
- 出版社/メーカー: マイナビ
- 発売日: 2015/01/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (6件) を見る
自作エミュレータで学ぶx86アーキテクチャ-コンピュータが動く仕組みを徹底理解!
- 作者: 内田公太,上川大介
- 出版社/メーカー: マイナビ
- 発売日: 2015/08/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: 渡辺徹
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2014/03/11
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 作者: ケン・シーガル,林信行,高橋則明
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/05/23
- メディア: ハードカバー
- 購入: 8人 クリック: 520回
- この商品を含むブログ (69件) を見る
- 作者: ?橋洋一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2016/02/05
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
発売日で見てみると、「発売が古い商品=Kindle Unlimited対象」というわけでもなさそうです。
新しく出る商品でもKindle Unlimitedで読めるとなると結構、魅力的かもしれません。
発売と同時にKindle Unlimitedの対象になるのであれば、新書などをささっと読んだりするのにはメリットがありそうです。
補足(追記)
2016年9月1日時点で、上記の5冊はunlimitedの対象から外されていました!
にも書きましたがどうも、想定していたよりも利用者が多くサービスの採算が合わなくて対象商品が大幅に見直されたようです(涙)
Kindle Unlimited のもうひとつのメリット
まだ読んだことがない本が月額制で読めるのは当然メリットのひとつなのですが、Kindle Unlimitedではもうひとつメリットがありそうです。
それは、
「今持っている紙の本が、電子書籍でも読めるようになる(かもしれない)」
という点です。
私の場合、上記の通り結構本を読むのは好きなので電子書籍ではない紙の本も本棚にたくさんあったりするのですが、それらがそのまま電子書籍でも(別途購入することなく)読めるようになるというのは大きなメリットです。(勿論、その持っている本がKindle Unlimitedの対象に含まれていることが前提になりますが)
例えば、私が持っている紙の本で、
「30日でできる! OS自作入門」という本があります。
- 作者: 川合秀実
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 36人 クリック: 735回
- この商品を含むブログ (299件) を見る
この本もKindle Unlimitedの対象になっているのですが、この本は紙の本だと辞書なみの重さのある分厚い本で、
間違っても
「かばんに入れておいて、通勤時間を有効に活かすために電車で読もう!」
と思うような本ではありません。
机の上においておいても、正直
「この本場所とるな・・・邪魔だな。」
と思うこともあります。
勿論、大きさが大きいというだけで内容は素晴らしい本です。逆に素晴らしい本なのでkindle版で読めるようになることで
これなら「30日でできる! OS自作入門」が通勤電車でも読めるぜ!
という電子書籍ならではのメリットも教授することもできます。
同じ本について、kindle本のような電子書籍とを実際の紙の書籍の両方を買う(この本に関してはそれだけの値打ちを感じる一冊ですが)というのは、普通はお金がもったいなくてしないと思いますが、月額制で読めるとなると電子書籍版を買うことなく手に入るので得した気分になります。
そういう意味では、
「隙間時間は読書に限る!」
という人はKindle Unlimited を使うと高い確率で得をするんじゃないかなと思います。
Amazonに期待すること
Kindle Unlimitedを使うにあたってAmazonに期待することは
- 対象書籍を増やし続けて欲しい
- 比較的新しい書籍でも対象書籍にして欲しい
- 一度対象書籍にした本は対象から除外しないで欲しい
1に関しては当然Amazonもやってくれると思います。2、3に関してはどうなるのか今後の動向が気になるところです。
2に関しては、レンタルビデオでいうと「新作」は無理でも「準新作」以上「新作」未満くらいのタイミングでは対象にしていって欲しいですね。まぁ対象の選定基準が分からないのでなんとも言えませんが。
3に関しては、「期間限定」対象商品みたいな感じの書籍を設けるのはあまりして欲しくないなぁと思います。でもマンガとかだったらそっちの方がユーザー集まりそうですね・・・少なくとも技術書とかに関してはそういうのは無しにして欲しいな。
kindleについて
kindleと言えば、先日kindle Paperwhiteを買いました。
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2015/06/30
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (17件) を見る
寝る前に布団に入ってiphoneのkindleアプリで読書をしているのですが、一般的によく言われているように就寝前にパソコンやスマートフォンを触るのは、睡眠にはあまり良くないらしい(実際、朝の寝起きが違いますよね)のでせめてkindleにという思いがあったので買ってみました。
kindle Paperwhiteのライトはバックライトを使っていないので目が疲れにくいとのこと。使ってみた感想として、確かにiPhoneで本を読んだりネット記事をみたりしているよりは疲れにくく、「朝起きたときのぐっすり眠れた感」も幾分ましな気がします。
kindle Paperwhiteの使い勝手
元々すごく期待値が高かったので、思っていたよりもよくないかなと思う点もありました。
良かった点
- 軽い
- バッテリーが長持ち
- 目、体が疲れにくい
これらの点はアマゾンのレビュー等で書かれている通り実感できます。
軽いので片手で持てるので、寝るときに仰向けになっていても読めるのでいいですね。
ちなみに私はキャンペーン広告なしモデルを選びました。
いまいちと感じた点
全体的にはいい感じに使えているので買ってよかったと感じているのですが、ページをめくった時の動作が少しもっさりしているように感じることがあります。※スマホなどの画面の動きになれているためだと思います。
月額制サービスの付加価値は何か?
kindle unlimitedのような月額制で○○し放題みたいなサービスが増えてきていますが、消費者のライフスタイルが完全に変わりつつあるのを実感します。
色々な物を「買う・所有する」時代から「借りる・利用する」次代になりつつある(あるいは既になった)と言ってもいいかと思います。
モノが溢れる時代のサービスの在り方の一つですね。
少し考えてみたのですが、こういう月額制サービスは、
同じ商品を沢山提供するよりも多くの種類の商品を幅広く提供すること
が付加価値になりそうです。
電子書籍や動画などのコンテンツに関して言えば、古くて売れなくなったコンテンツを月額制で提供したりするサービスが多いですが、単純にそれだけでは他社と差別化ができないし、嬉しいのはコンテンツの提供者だけになってしまっている気がします。
みんなが見たいと思うような新しいコンテンツや、あるいは一部の人がものすごく欲するコンテンツを月額制のサービスで提供できればサービスの付加価値も高まると思いますし、消費者の側としても普通に買ったら高いものでも月額制という課金体系であれば手が出せるかもしれません。
デジタルコンテンツに関しては管理や取扱いが簡単ですが、実際のモノのサービスに関しても同じことが言えるのかもしれません。
逆に言えば、非デジタルなコンテンツであってもうまくデジタル化できればこういった月額制のサービスなどを通して売りやすくなりますね。
車や服のレンタルなどでも新しいものや珍しいものは手に取ってみたいという欲求が湧きあがってくるので、そういうニーズを満たせるサービスを提供する会社が成長していくような気がします。(私が新しいものや珍しい物好きという性格なのもあると思いますが)