以前にBeagleBoneが届いたという記事を書いてから
特に何も書いていなかったのでBeagleBoneで遊んだ内容について少しかいておきたいと思います。
まずBeagleBoneの起動ですが、
付属のmicroSDカードを挿した状態で、PCとBeagleBoneをUSBケーブルでつなぎます。
※BeagleBone側はMiniB型です。
写真のBeagleBoneにはあわせて買ったDVICapeを挿した状態です。
といっても家にはDVI対応のモニタがないので意味がないのですが。。。
※ちなみにDVICapeはDVI-Dのみ対応しているみたいなので購入される際はそのへんもチェックしたほうがいいと思います。
microSDにはLinuxが載っており、
DHCPでIPアドレスが設定されます。なのでLANケーブルを繋げばSSHでのログインが可能です。
ただし私の部屋には無線LANしか無いので、コンソールログインを試みます。
※BeagleBoneで無線LANが使えるようにしたいですね。
コンソールログインの方法ですが、
Macでは、ターミナルソフトとしてscreenというソフトが使えるらしいです。
使い方
screen [デバイス名] [ボーレート]
[Mac]
$ls /dev/tty.*
/dev/tty.Bluetooth-Modem /dev/tty.usbserial-TIVJ89SPA
/dev/tty.Bluetooth-PDA-Sync /dev/tty.usbserial-TIVJ89SPB
私の環境では、
がコンソールになります。
/dev/tty.usbserial-TIVJ89SPB
ということで、
[Mac]
$screen /dev/tty.usbserial-TIVJ89SPB 115200
を実行するとこんな感じで、BeagleBoneのコンソールが表示されます。
※ボーレートは115200みたいです。
Window環境からも同様にログインできます。(Poderosaでログインできました)
ただし、改行コードか何かのせいでPoderosaだと vi がうまく動かなかったです。
初期のユーザアカウントですが、
rootユーザ(パスワードなし)でログインできます。
さてさて、BeagleBoneのイメージにはGCCが載っています。
[BeagleBone]$gcc -v
Using built-in specs.
COLLECT_GCC=gcc
COLLECT_LTO_WRAPPER=/usr/libexec/gcc/arm-angstrom-linux-gnueabi/4.5.4/lto-wrapper
Target: arm-angstrom-linux-gnueabi
Configured with: /OE/angstrom-v2012-05/build/tmp-angstrom_v2012_05-eglibc/work-shared/gcc-4.5-r49+svnr184907/gcc-4_5-branch/configure --build=x86_64-linux --host=arm-angstrom-linux-gnueabi --target=arm-angstrom-linux-gnueabi --prefix=/usr --exec_prefix=/usr --bindir=/usr/bin --sbindir=/usr/sbin --libexecdir=/usr/libexec --datadir=/usr/share --sysconfdir=/etc --sharedstatedir=/com --localstatedir=/var --libdir=/usr/lib --includedir=/usr/include --oldincludedir=/usr/include --infodir=/usr/share/info --mandir=/usr/share/man --disable-silent-rules --disable-dependency-tracking --with-libtool-sysroot=/OE/angstrom-v2012-05/build/tmp-angstrom_v2012_05-eglibc/sysroots/beaglebone --with-gnu-ld --enable-shared --enable-languages=c,c++ --enable-threads=posix --disable-multilib --enable-c99 --enable-long-long --enable-symvers=gnu --enable-libstdcxx-pch --program-prefix=arm-angstrom-linux-gnueabi- --enable-target-optspace --enable-lto --enable-libssp --disable-bootstrap --disable-libgomp --disable-libmudflap --with-linker-hash-style=gnu --with-ppl=no --with-cloog=no --enable-cheaders=c_global --with-local-prefix=/OE/angstrom-v2012-05/build/tmp-angstrom_v2012_05-eglibc/sysroots/beaglebone/usr --with-gxx-include-dir=/usr/include/c++/ --enable-nls --enable-__cxa_atexit
Thread model: posix
gcc version 4.5.4 20120305 (prerelease) (GCC)
という事は、クロスコンパイル不要!
僕のかわいいBoneちゃんの上でしこしことソースを書いて、その場でコンパイルして遊べる!
ということで最近ハマっているRuby(1.8.7)をコンパイルして見ました。
以下、手順。
http://www.ruby-lang.org/ja/downloads/
からソースを入手。
※wgetコマンドは使えるけどなんかURLが正しくないみたいなことを言われた→USBメモリでコピー
解凍→./configure→make→make installを駆け足で。
[BeagleBone]$tar xzfv ruby-1.8.7-p358.tar.gz
※解凍には少し時間がかかる(2〜3分)
$cd ruby-1.8.7-p358
$./configure --prefix=/usr
※これまたすこじ時間がかかる(2〜3分)
$make
※これは軽くネットサーフィンできるくらい時間がかかる(5〜10分?)
#make install
※root権限が必要。
これで無事コンパイルとインストールはできました。
動作確認
[BeagleBone]$ruby -v
ruby 1.8.7 (2012-02-08 patchlevel 358) [armv7l-linux]$ruby -e 'puts "Hello World"'
Hello World
問題なさそうです。(パチパチパチ〜)
コンパイルしている間にBeagleBoneのチュートリアルのビデオをみたんですが、
Pythonを使って、Lチカが簡単にできるよ〜みたいな例が紹介されていました。
※ArduinoとおんなじノリでLチカできることが強調されている。
Python!?わかりません。。。
日本人なら黙って、Rubyでしょ。
というわけで、
セルフコンパイラのお陰様で便利に開発できそうで
(同時に組込み感が薄い気もしますが)BeagleBoneは楽しそう。
実は9月末に待望のraspberry piも届いたので、そっちも遊んでみようと思います。