おとつい、Amazonでいろいろ検索していたら面白そうな本
この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講
- 作者: ヨラム・バウマン,グレディ・クライン,山形浩生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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を見つけてしまい、定時後に速攻でジュンク堂に走りました。(走りましたといっても自転車ですが)
ちなみに本は、できるだけ本屋さんで手に取ってから買うようにしています。
本かかるお金が半端ないので、少しでも得られるものが多い本を買いたいからです。
品ぞろえがいいので行くのは絶対にジュンク堂です。
この本は活字の本ではなく、マンガです。
ヨラム・バウマンというアメリカの人が著者です。
本屋で手に取ってぱらぱらと眺めた瞬間、
「へったくそな絵やな〜やっぱマンガは日本人だな!」
と思いましたが、レビュー評価もよかったのでとりあえず買って帰りました。
さて、内容についてですが、本当に
「この世で一番おもしろいミクロ経済学」
でした!
まだ全部読み切っていませんが、
少なくとも今まで私が読んだ経済学に関する本の中で一番おもしろい本です。
経済学についての難しい説明などは一切なく、
「合理的な行動をする方法」という視点で経済学について説明してくれている本というのが私の印象です。
マンガで、ユーモアがあり、とにかくわかりやすいです。
今まで理解できなかった、経済学のいろんな用語の意味がすんなりと私の頭に入ってきて、感動すら覚えました。
特に私の印象に残ったのは「共有地の悲劇」について説明している章でした。
「共有地の悲劇」は、みんなが自分の事だけを考えて行動した結果、全員が
不幸になるという現象のことを言い、本書では渋滞が例として挙げられています。
「話し合いにより合意する」ことによって「共有地の悲劇」を解決することができるというフレーズを読んで、
感動して、涙が出てきました。
自分さえよければいいという利己的な人が多い世の中を生きていく中で、
合理的な解決策として、「話し合いにより合意する」という方法があるのは素晴らしいことだと思います。
暴力とか戦争とか、いろんな方法がある中で「話し合いにより合意する」が
もっとも合理的であれば、世の中の問題を「話し合い」で解決できるかもしれないという希望が持てます。
だからこの本をいろんな人に読んで貰いたいと強く思いました。
特に勉強とか大嫌い!ってタイプの人に読んで貰いたいと思いました。
そういうタイプの人がこの本を読んで「合理的な行動とは何か」を考えるようになれば
間違いなく世界は変わると思います。
この本が読み終わったらマクロ経済編の方も読んでみたいと思います。