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15秒で口説く エレベーターピッチの達人を読んだ

2015年あけましておめでとうございます。

最近あまり更新できていませんでしたが、年末年始のお休み時期に読んだ本の紹介や思ったこと等を少しずつ書いていきたいと思います。

15秒で口説く エレベーターピッチの達人――3%のビジネスエリートだけが知っている瞬殺トーク

さて、本書ですが何かの記事で見かけて気になっていたので休み中に読もうと思って買ってみました。

ちなみにピッチ(pitch)とは「売り込む」という意味になるそうです。
※スタートアップ系のイベントなどでは当たり前のようにピッチという言葉が使われていますが、初めて知りました。

■内容要約

・エレベーターピッチは会話を端折る方法ではない。

・エレベーターピッチは映画の「予告編」のようなもの「続きが知りたい!」「もっと話したい!」と思ってもらうためのテクニック

・伝えたいことを15秒~30秒でまとめよう。10秒を超えると聞き手の頭に残らない。

・プレゼン以外にも上司への報告や電話応対、営業トーク、接客トークにも応用できる。

・簡潔に伝えることでミスや勘違いがなくなる

・GTCメモを作ってエレベーターピッチをする

■GTCとは何か

GTCという聞きなれない言葉が出てきましたが、GTCとは

Goal(自分のゴール)

Targert(相手の欲しいもの)

Connect(GとTをつなぐアプローチ)

の略で、エレベーターピッチをするためにはGTCメモを作るそうです。

GTCメモの作成手順は、

まず自分のゴールを設定する。

次に相手の欲しいものが何かを想定する。

最後にこの2つをつなぐアプローチを考える。

という手順になるそうです。

本書ではGTCの例として、

Goalを、

「エレベータピッチの本を出版したい」

Targetを

「出版社は売れる本が欲しい」

とし、その2つをつなぐCとして

「アメリカで話題になっている本なので話題性がある」

「プレゼンに関する本は売れている」

「メルマガで紹介したら好評だった」

という例が挙げられていました。

GTCメモをもとに会話する場合は、

Connectの内容をもとに話の「ツカミ」(フック)の部分を考え
相手が興味を持ってくれそうな内容を「ポイント」として2~3話し、最後に
自分のGoalを伝えるようなクロージングで会話を締めくくるそうです。
※会話の段階ではTargetというのは相手自身なので出てこないのですね。

■感想

エレベータピッチの本ということですがですが、内容は

「どうすれば明確で有意義なコミュニケーションが取れるか」

ということを主題をして書かれていると感じました。

著者の方は元CAの方だそうですので、エレベーターピッチ以外にも
接客や上司への報告の仕方についても書かれていて、普段はあまり仕事で接客をしない自分にはとても勉強になる本でした。
※逆に言うと本書の全てでエレベータピッチについて書かれているという本ではないです。

社会人1年目の方や接客業・営業の方は読んでおくとよさそうな気がします。

「おわりに」で、日本のGDPの7割をサービス業が占めており、サービス業の生産性を上げれば「日本政府が掲げる生産性の向上」に貢献でき、エレベータピッチを活かすことでそれが実現できるというように書かれていましたがなるほどなぁと納得しました。

本書で書かれているような、

「明確で有意義なコミュニケーション」

が一般的になれば世の中は大きく変わりそうな気がしますし、コミュニケーションのスキルは社会人としての大きな武器になると思います。
※話はそれますが、コミュニケーションって「スキル」と表現する方が「能力」と表現するより正しい気がします。「能力」って表現するとなんか後から伸ばすことができない=>ひきこもりやニートを連想してしまいますが、「スキル」と表現すると努力次第で伸ばせるような印象を受けます。
正しく訓練すればコミュニケーションの力は身に付けられるものだと思います。というか身に付けられないのであれば本書のような本が世の中に存在する意味はなくなってしまいますね。

今後の時代の流れとして、ホワイトカラーの単純な仕事がコンピューターとロボットに置き換えられていくという話を耳にしますが、「コミュニケーションのスキル」というのはコンピューターにもロボットにも簡単に真似できないスキルですので、ニーズも高まっていくような気がします。