CentOSにsambaサーバを立てたのですが何故か、
ある特定のWindows7のPCからアクセスできない
という謎の現象に陥っていました。
※エクスプローラでフォルダの中に入ろうとすると、「アクセス許可がありません」みたいなメッセージが表示されるのです。
通常こういった場合、
SELinuxが悪い
とか
iptablesが悪い
といううっかり八兵衛、テヘぺロ!的な結末が待っているのですがさすがに私もそんなトウシロなミスは犯さなくなっていて、何せwindows10やwindows8のPCからはログインできていたのでさっぱり原因が分かりませんでした。
対象となっていたのは、
パスワードによる認証を書けた共有フォルダのみで、同じサーバに対しても、publicな設定をしているフォルダにはその問題のPCからでもアクセスできていたのです。
色々調べていて、↓こちらの記事を拝見させて頂いて試しに、
freedom-man.com
アクセスできないWindows7のPCのユーザ名とパスワードでSambaのアカウントを作る
とログインできました。
作業としてサーバー側で、
- useraddによるユーザ追加→ログインできないPCのユーザ名と同じアカウント名で作成
- pdbedit -a "追加するユーザ名" を実行
- smb.conf の設定に、valid users = "追加したユーザ名" を追加する
- smb,nmbの再起動
でパスワードをかけたフォルダにログインできるようになりました。
※ユーザ追加してるので厳密には解決していないような気もしますがとりあえず問題はないのでこれで良しとしておきます。
記事で参照されている、
www.atmarkit.co.jp
の記事いろいろと書かれていますがつまりwindowsでログイン中のユーザ名とパスワードで勝手にログインを試みるということだと思います。(そんな機能いらんし・・・)
ふぅ、とりあえず一件落着。
Sambaは色々嵌るから疲れた・・・
ラテンのノリは名前だけで、実際のところ泥沼だ。
いっそのことDronumaって名前にしてくれ。
Dronuma Serverだ。
この前なんかエクスプローラでフォルダ開いたら、
フォルダのアイコンが真っ白になって中に入れない
という謎の現象も発生して
「おい、大丈夫か・・・」
と思わずパソコンに声をかけそうになってしまったこともありました。
ファイル共有のプロトコルってもっとシンプルでセキュアなプロトコルにできると思うんですけどね。
愚痴はさておき同じようにWindows7でSambaにアクセスできず嵌っている方の参考にでもなりましたらと思います。
■参考
VPN経由でsambaの共有フォルダ上のファイルを開くのに時間がかかるときはこちらの記事を参考にしてみてください。
結論は、smb.confの security の設定を security = user にするだけの話ですが。
mcommit.hatenadiary.com
Samba関係の書籍は最近ではあまり出版されていないようです。
Sambaの設定に関しては、今回記事に挙げたようなバッドノウハウがたくさんあると思うのでそういった事例集とかあると嬉しいですね。